京都府京丹後市の地理と歴史を探索。京都市だけじゃない京都の魅力。

京丹後市きょうたんごしは京都府の最北部にあります。私も含め、京都に縁遠い人は、京都と言えば新幹線の停車駅の京都、内陸部で周りに海のない京都市の京都、日本の古都である雅なあの京都くらいしか直ぐには頭に思い浮かびません。

しかし一度改めて地図を眺めてみて下さい。京都府はとても大きいのです。京都府には海だってちゃんとあるのです。その海である日本海に突き出た丹後半島に位置するのが、京丹後市です。

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京丹後市の地理

京都府は、日本の近畿地方の都道府県の一つです。2018年10月1日現在、推計人口は2,591,779人で全国47都道府県中第13位です。

面積は4,612.20㎢で同第31位でやや下位ではありますが、府域としてはかつての令制国で言うところの山城国やましろのくにの全域と、丹波国たんばのくにの東部及び丹後国たんごのくにの全域に広がり、歴史的に見れば、いずれも重要な地域であり、最下位の香川県の面積1,876.78㎢と比較すれば、約2.5倍の広さがあります。

山城国は長岡京ながおかきょう平安京へいあんきょうなど日本の首都が置かれていた辺りで、所謂京都と言って今でも一般的に真っ先に思い付く所です。丹波国は山陰道さんいんどうに広がり、現在の行政区画では京都府、兵庫県、大阪府それぞれの一部分に該当します。

そして丹後国は、やはり山陰道に属し、現在でいう京都府の北部を指します。日本海に突き出た丹後半島全域をカバーし、その丹後半島の大部分を占めているのが、京丹後市です。

京丹後市の歴史

丹後の歴史はとても古く、中国大陸からもたらされた技術が稲作・農耕・鉄製品の加工・機織・酒造り・医療薬学などの方面で発展し、4~5世紀には丹後王国たんごおうこくなるものが築かれていたと言われる程でした。

大和朝廷時代、丹後に丹波、それと兵庫県北部の但馬を合わせて大丹波国おおたにわこくとも言われる勢力の中心地であった丹後には、約6,000基の古墳があり、全長200m級の前方後円墳が存在することでも知られています。

神明山古墳は京丹後市網野町にある銚子山古墳と、隣接する与謝野町にある蛭子山1号墳と合わせて日本海3大古墳と呼ばれるほどの大きな規模を誇っています。

その古墳の脇に鎮座する竹野神社は、古事記日本書紀にも記されれている程の由緒正しい神社です。境内入口の左手には「齋宮いつきのみや神社」と刻まれた社号標があります。齋宮神社は竹野神社の摂社・縁故の深い神様を祀った神社です。

竹野神社の御祭神は天照大神で、齋宮神社には第9代開化天皇の妃である竹野媛命たけのひめのみことが祀られていますが、竹野神社の始まりは、開化天皇の妃の竹野媛命が郷里であるこの地に帰って、天照大神を祀ったのが最初と伝えられています。

丹後半島は古代大和との関係が深く、伊勢神宮外宮の祭神である豊受大神は丹後の出身です。また大和朝廷は丹後の地を平定するまで、丹後地方の姫と政略結婚して融和を図ってたとされています。

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観光名所京丹後市

この様に京丹後市は、ロマン溢れる歴史の町であり、古代ファンには絶対に欠かすことのできない重要な場所です。現地では古代丹後王国をテーマにしたイベントや建造物もたくさんあり、必見です。

海も頗る綺麗です。久美浜湾くみはまわん夕日ヶ浦ゆうひがうら五色浜ごしきはま琴引浜ことひきはま城嶋しろはま立岩たていわ屏風岩びょうぶいわ丹後松島たんごまつしま等、名所と呼ばれる場所は数多くあります。隣接する宮津市の天橋立あまのはしだてについては、あまりに有名過ぎて今更言うまでもありません。

おわりに

そして見落としがちなのが温泉です。実は京丹後市では、市内各所で天然温泉が湧出していて、温泉施設が豊富なのです。古代のロマンに浸りながら、美しい日本海の風景を眺めつつ、裏日本の極上な味わいの料理に舌鼓を打ちながら、体が芯まで温まる温泉に浸る。

これでもう京丹後市に行かない理由なんて、どこにもありませんよね。

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