葉山は皇室ゆかりの歴史ある特別な海辺の街。一色海岸には御用邸も。

葉山は神奈川県の三浦半島に位置する海辺の街です。首都東京から近いにもかかわらず、今でも風光明媚なこの地には、多くの人が静養に訪れたり、観光に訪れたりしています。

葉山は風景が美しいだけではありません。食べるものも美味しいのです。相模湾の新鮮な魚介類に三浦半島のとれたての野菜、そして葉山牛など、美味しいものには事欠きません。

ここ最近は鉄道会社の仕掛けた葉山女子旅きっぷが大当たりし、女性グループが次々とやって来て、新たなブームとなっています。

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目次

葉山は皇室ゆかりの街

葉山はこのように広く一般人から愛される街ですが、皇族の方々が京都から東京に居を移した明治以降は次々とこの地に別荘を建てられたことから、すでに歴史的にも皇室ゆかりの街と言えます。

明治23~24(1890~1891)年頃有栖川宮熾仁親王殿下が建てた別邸を皮切りに、北白川宮、東伏見宮、高松宮などの別邸が相次いで作られました。天皇が別荘として使う御用邸は明治26(1893)年に葉山に置かれました。

皇室の御用邸や別邸は各地に置かれましたが、東京から地理的に最も近いこともあって、皇室の間で最も親しまれるリゾート地となり、多くの皇族が頻繁に訪れたのです。皇族が愛して止まない地、それが葉山です。

葉山の一色海岸

海と山に囲まれた三浦半島はどこを切り取っても絵になるところばかりです。その中で葉山町は、西には相模湾、北には逗子市、東と南には横須賀市があり、地理的には湘南の最東端とされている海の街です。

町内には葉山マリーナをはじめとするマリンスポーツ施設が充実しています。海岸は海水浴場として首都圏から多くの人が訪れます。

とりわけ一色海岸は、平成25(2013)年には世界の厳選ビーチ100に選ばれた程のこの上なく美しい海岸で、そこからは江ノ島や、天城山脈など伊豆半島の山々、さらには遠くそびえたつ富士山まで望むことができ、まるでプライベートビーチの雰囲気を漂わせています。

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葉山御用邸

天皇をはじめ皇族の方々が静養を兼ねて避暑や避寒で訪れる御用邸は、現在栃木県那須郡の那須と、静岡県下田市の須崎と、神奈川県三浦郡の葉山の三か所があります。

そのうちの葉山御用邸には、主に2月~3月に訪れられています。一色海岸に面しており、現上皇陛下上皇后陛下はよく海岸を散策され、海辺で楽しむ人たちにしばしばお声を掛けられていたそうです。

隣接していた葉山御用邸付属地には公園が開設されており、広大な日本庭園や茶室などの施設のある葉山しおさい公園として、一般に開放されています。

なお、大正天皇はこの葉山御用邸付属地で崩御されており、また昭和天皇は同所で践祚されました。そのため現在葉山しおさい公園は、町の史跡としても指定されています。

おわりに

葉山しおさい公園の詳細について
 住所 : 神奈川県三浦郡葉山町一色2123-1
 電話 : 046-876-1140
 開園 : 08:30~17:00(入園は16:30迄)
 休園 : 月曜日、祝日の翌日、年末年始(12月28日~1月3日)
 料金 : 高校生以上300円、小中学生150円、その他施設利用料は別途
 

葉山近辺でピッタリのレジャー、ここで見つかるといいですね。
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ご参考まで。

首都圏の人もそうでない人も、是非一度は葉山周辺を訪ねてみましょう!

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