時効警察。1があって2があって、凶悪犯罪時効のない今3が新規復活!

「時効警察(じこうけいさつ)」というテレビドラマがありました。平成18(2006)年1月13日から3月10まで全9話、テレビ朝日系列の金曜ナイトドラマという枠で放映されました。その名の通りの夜中のドラマで、放送時間は週末金曜日の23:15から翌日00:10まででした。

こんな夜中にドラマをやるなんて、ちょっと訝しく思いませんか。番組名を見て、バイオレンスものか、或いは色仕掛けか、いずれにせよ怪しい番組だと、勝手に思っちゃいませんか。でもこれは爆笑を誘うコメディドラマです。

世の中まだまだ捨てたものではありませんね。こんないかがわしい時間帯にやっていたのに、平均視聴率が10%超えで、最高視聴率は12.1%だったんですよ。知る人ぞ知る、良いものは良いと言える健全な人たちがちゃんといて、安心しました。

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帰ってきた時効警察

それが本当に面白かったのです。上品とは言わないけれど、決してお下劣ではない笑いを誘う要素がこれでもかと言う程散りばめられていて、実によくできたドラマでした。

そしてあまりに面白いものだから、第二弾がすぐにできました。その名も「帰ってきた時効警察」として、平成19年4月13日から6月8日まで、全9話が全シリーズと同じ時間枠で放送されました。

パート2は前パート1をそっくりそのまま踏襲したもので、良い意味での「単なる続編」という感じでした。つまり、パート1は第9話で終わっていますが、その第10話から18話が始まったかの様な、全く違和感を感じさせない出来栄えでした。

噂が噂を呼んだとでも言うのでしょうか、平均視聴率は12.0%、最高視聴率は13.5%に達して、いずれも前作を超えました。夜中の番組で12%っていうのは、やっぱりちょっと凄いんじゃないかと思います。

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ただ、笑いを誘うための非常に考え抜かれた脚色であったためにアイデアが枯渇してしまったのでしょうか、それ以降続編が登場することはありませんでした。

時効警察2019

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それから何と12年の歳月が流れた平成31(2019)年、その間に殺人の時効も廃止されてしまって、世の中の状況も大きく変化したというのに、あの男が満を持して復帰し、「趣味」の捜査を再開するのです。

あの男とはオダギリジョー演じる主人公の霧山修一朗(きりやましゅういちろう)で、霧山が出向していたアメリカのFBIから12年ぶりに帰国したという設定で、再び総武署の「時効管理課」に戻ってきたところから物語は始まるらしいです。

殺人の時効は消滅しても、それが適用になる前に時効を迎えてしまった事件はたくさん残されています。「時効管理課」の主な仕事は、そんな時効になった事件の資料の管理なのですが、古巣に戻ってきた霧山は、時効を迎えた事件を私的に捜査するという「趣味」を再開させるのです。

このパート3のタイトルは「時効警察2019(仮)」で、時効が廃止されたことによって、ある意味本当に逃げ切った犯人と、未解決事件を本当に「単なる趣味」で操作する霧山が織りなすミステリーヒューマンコメディードラマです。

奇才なクリエイターとアクター達

上の説明を読むだけでも、何だか非常に馬鹿げていて面白そうなのですが、これは単にふざけて面白いのではなく、面白くなるように計算されているから面白いのです。それはこの作品に名を連ねる数々の奇才な脚本家や演出家、それにこれを演じる役者達の顔ぶれから容易に伺い知ることができます。

これについての細かい解説は割愛しますが、少しだけ例を出しておきましょう。

パート1及びパート2で霧山の上司である時効管理課課長の熊本(くまもと)を演じた岩松了(いわまつりょう)という人は、知る人ぞ知る奇才の持ち主であり、役者であると同時に有能な脚本家・演出家でもあります。

現に彼、岩松了は、早速パート1第二話(百万人に無視されても、一人振りむいてくれれば人はしあわせ…じゃない?)で熊本を演じながら、この話の脚本を書き、ドラマの演出をしています。

主演のオダギリジョーも、元々灰汁のある役者で、監督志望の強い人でしたが、このドラマの中で、周りの奇才達に影響を受けたのでしょうか、はたまた直接指導を受けたのでしょうか、実は自ら脚本を書き演出をしている作品があります。

それはパート2の第八話(今回、三日月が大活躍する理由は深く探らない方がいいのだ!)ですが、霧山役でもしっかり出演していて、他の作品と比べても全く見劣りのしない出来栄えです。

おわりに



キャスティングについてはまだ全容が明らかにされていませんが、主人公の霧山修一朗役のオダギリジョーと、ヒロインの三日月しずか(みかづきしずか)役の麻生久美子(あそうくみこ)の2名だけは、前回・前々回同様で決定しています。

新作ではどの程度の入れ替えがあるのかまだ分かりませんが、御馴染みのメンバーとは久し振りにどんな化学反応を起こすのか、新しいメンバーとはどうなのか、その両方が絶妙に入り混じった独特の世界が広がることが今から大いに期待できます。

本当に今から楽しみで楽しみで、この話題から一瞬たりとも目が離せません! 

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