安納芋 ― 濃厚な甘みとねっとりとした食感。
羊羹 ― 日本の伝統的和菓子。
ふたつがひとつになった時、甘さの本領が十分に発揮されたとても上品なスイーツとなります。そんな高級感漂う羊羹を、セブンイレブンに行けば、超お手頃価格で入手することができます。
目次
安納芋とは
安納芋(あんのういも)は種子島の特産のサツマイモです。安納芋の特徴は、水分が多く粘質性で、焼くとあたかもクリームのようにネットリとした食感になることです。
また、生の状態ですら糖度が16度前後と非常に高いのですが、じっくりと時間をかけて焼く事によりさらに糖度が高くなり、40度前後にまで達します。
甘くておいしい芋として人気があります。それでいてカロリーは白米の1/3程度しかありません。
安納芋の種類
安納芋には、表皮の色が赤い一般的な「安納紅」と、表皮の色が白い「安納こがね」があります。
そして「安納こがね」の中でも、果肉の色に少し紅が入った感じのものは「安納もみじ」と呼ばれ、果肉が全般にオレンジ色のものを「安納みつき」と呼んでいます。
しかし果肉の色の違いは明確に区別できる程のものでもなく、味もほとんど同じと考えて差し支えないでしょう。
安納芋の旬
新物の収穫は9月から12月にかけて行われます。味がのってくるのは収穫後2~3週間経ってからなので、この場合食べ頃は10月中旬から1月ということになります。
一方で、収穫後しばらく貯蔵してデンプンを糖質に変化させてから出荷されるものもあります。これらのものは、収穫時よりもさらに甘い状態にして販売されるようになっています。
セブンプレミアムとは
株式会社セブン&アイ・ホールディングスという会社があります。セブン-イレブン・ジャパン、イトーヨーカドー、そごう・西武などの大手流通企業を傘下に持つ、昨今流行りの持株会社です。
そのセブン&アイグループ企業すべての独自の商品のプライドブランドとして2007年5月に誕生したのが「セブンプレミアム」です。
ただし製造は委託されていて、委託先のメーカーが製造者として商品に記載されています。セブン&アイは商品の企画開発を行っているのです。
セブンプレミアム向上委員会
商品の企画開発は最終的にはセブン&アイが行っていますが、それに消費者が意見を述べることができます。
パソコンやスマホから、「セブンプレミアム向上委員会」という公式コミュニティサイトを通して、商品についての感想、要望、意見、活用法やレシピなどを寄稿することによって商品開発に参加できるのです。
消費者からの声を参考にして、企画開発担当者がセブンプレミアム商品を生み出しています。これは一見、消費者重視の立場を取っているようですが、そのまま鵜呑みにはできません。なかなか巧妙なやり方を考え出したものです。
セブンプレミアムの種類
2007年に生まれたセブンプレミアムは、時の経過に従って、商品・品質・目的などの違いで細分化されていきました。
セブンプレミアム
コンセプトは「進化し続けるブランド」で、対象品目は食品。
セブンプレミアムゴールド
コンセプトは「最上級のブランド」で、対象品目は食品。
セブンプレミアムライフスタイル
コンセプトは「暮らしを豊かにするブランド」で、対象品目は住居関連品及び衣料品。
セブンカフェ
コンセプトは「上質な時間を提供するブランド」で、対象品目はコーヒー・焼き菓子。
セブンプレミアムフレッシュ
コンセプトは「安心・安全の生鮮ブランド」で、対象品目は生鮮食品、野菜・果物、精肉類及び鮮魚。
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おわりに
手ごろな価格の商品を幅広く取り揃え、多様化する生活のニーズにきめ細かく応えるセブンプレミアムは、わずか49アイテムでスタートしました。それが今では3000以上のアイテムをそろえるまでに成長しています。
そのアイテムのうちのひとつが安納芋羊羹ですが、実はコンビニで買えるチープな安納芋羊羹は、セブンイレブンだけでなく、ローソンにもあります。これを機に、是非両方購入して味比べしてみて下さい。