電車男の英訳がトレインマンだなんて、あまりに短絡的で、直訳過ぎませんか。でも本当なんです。これでいいのです。
英語の本場のアメリカのアメリカ人が、電車男という日本語をトレインマンという英語に訳しているのだから、間違いありません。
その時は電車男という日本の映画の吹き替え版をアメリカで放映した時に英訳してその名が付いていたのですが、今回は違います。リメイク版とはいえ、完全にメイド・イン・アメリカです。最初からトレインマンなのです。
日本からアメリカまでは、さすがに電車では行けないから、電車男なのに飛行機に乗ったのでしょうか。だとしたらトレインマンではなくてプレインマンにすべきですよね。
目次
電車男のおさらい
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電車男というのは、インターネットの電子掲示板である2ちゃんねるへ投稿した人のハンドルネームです。
電車男は自称アキバヲタクの気弱なアニメオタク青年でしたが、ある日電車の中で酔っ払いに絡まれた女性を助けてお礼を言われたのを皮切りに、彼女との交際にまで進展していきます。
彼女に一目惚れした電車男の、インターネット掲示板の住人たちと相談しながらの、最終的に彼女への告白までこぎつけるラブストーリーは、掲示板への書き込みという実話が基で、書籍や映画化、そしてドラマ化もされ「キター!」のネット用語が広まるきっかけとなりました。2004年から2005年にかけての話です。
映画「電車男」はアメリカでも上映
日本で映画「電車男」が上映されたのは2005年6月のことでしたが、その翌年にはすでにアメリカへ輸出され、上映されていたようです。
アメリカでもその人気は注目すべきもので、上映中、映画館ではしばしばすすり泣く声がしたり、地鳴りのような喝さいが起きたり、立ち上がってガッツポーズする人がいたりしたそうです。
ハリウッドでリメイク
ドラマ「電車男」は2005年7月にフジテレビ系列で放映されましたが、この度、米ハリウッドでテレビドラマとしてリメークされることが、同局から発表されました。
タイトルは「トレインマン」で、全米で放送される見込みです。日本のドラマがハリウッド版で制作されるのは初めての快挙です
1話に歌を2~3曲織り交ぜた30分構成ののシリーズになるそうで、主要キャストについては今後、日本でもオーディションが行われる予定です。
来年には制作が始まります。完成すればアメリカ全土のみならず、日本でも何らかの形で視聴できることになるかも知れません。
米国版の監督はミュージカル映画「ヘアスプレー』やドラマ「グリー」のアダム・シャンクマンが務め、脚本は「Hey!レイモンド」のフィリップ・ローゼンタールとタッカー・コーリーが手掛けることが発表されています。今からもう期待感で一杯ですね。
おわりに
映画の日というのがあって、それは12月1日なのですが、見たい映画があれば何も12月1日まで我慢する必要もありませんし、映画館へ赴く必要もありません。
今すぐレンタルビデオ店に駆け込むか、DVDショップに馳せ参じるかして、当時あれ程話題となった電車男の映画やドラマ、あるいは舞台などを、ご自宅でじっくりと復習してみてはいかがでしょうか。