ブエノチキンを沖縄で知らない人はいません。沖縄の肉グルメと言えば、豚の角煮であるラフテーを真っ先に思い出す人が多いかも知れません。しかし沖縄県内では、豚肉料理に負けず及ばず、鶏肉料理が好まれています。
それはズバリ鶏の丸焼きで、県内には多くの鶏の丸焼き専門店が軒を並べているくらいです。その中でも老舗で、とりわけ人気のあるのが、ここで紹介するブエノチキンです。
目次
ブエノチキンの沖縄ソウルフード
今では、沖縄グルメと言えば真っ先にブエノチキンの名前があがるくらいなのですが、ブエノチキンはあくまでも料理を提供する店舗名であって、料理名ではありません。
料理自体はシンプルな、鶏の丸焼きそのものです。しかしブエノチキンの鶏の丸焼きの特徴は、鶏の旨味と、たっぷりと使われるニンニク、そして程よくまぶされたハーブの香りの3点にあります。
ブエノチキンのブエノbuenoというのはスペイン語で、英語に訳せばグッドgoodです。この場合は美味しいという意味合いで使っていると考えるのが妥当でしょう。
ではなぜスペイン語を使っているのかというと、移民先のアルゼンチンから帰ってきた人がレシピを作り出したことに由来しています。アルゼンチンの母国語はスペイン語です。
そもそも鶏を丸ごと焼いて食べるという風習は、近年西欧文化の真似事が盛んな日本といえども、クリスマスなどのイベント時を除いて普通はそれ程機会があるわけではありません。
しかし沖縄では以前からそれが馴染み料理となっているのは、戦後中南米へ移住した日本人のうち沖縄県民の移住が最も多かったためです。こうした人達によって中南米の大陸的料理がもたらされたのは明らかです。
ブエノチキンは二店舗ある
さてそのブエノチキンですが、ブエノチキンを名乗る店舗は2つあります。ひとつは宜野湾市にあるブエノチキン普天間、もうひとつは浦添市にあるブエノチキン浦添です。両者の間に経営的な繋がりはありません。つまりそれぞれ独立した別個の店ということです。
ブエノチキンは初め普天間で開業し、のち浦添に二号店を作りました。その二号店を別人が買い取り、暖簾分けの形で始めたのが現在のブエノチキン浦添です。
こうして分家したブエノチキン浦添は、ブエノチキン普天間のレシピを受け継ぎながらも、試行錯誤に15年の歳月をかけながら、より人に好まれる味を目指して現在の風味へと変わっていきます。
ですから同じブエノチキンと言っても、実は両者の味付けには若干の違いがあります。それでも鶏・ニンニク・ハーブの基本要素に変わりはないのです。
ブエノチキンとファミリーマート
暖簾分けからすでに40年弱もの歳月が流れているブエノチキンですが、その後両者の間に交流はなくなり、二代目に至っては、お互い顔を合わせたのは、まだつい最近のことでした。
それは沖縄ファミリーマートの企画によって実現します。ファミリーマートは定期的に新商品の企画と開発に取り組み、それを商品化させています。そのひとつとして白羽の矢が立ったのが、ブエノチキンの味だったのです。
この企画が始まった時初めて両者の二代目が顔を合わせました。ファミマ側は両者が系列店だとばかり思っていたのですが、そうでないどころか、商標権の登録を巡って、両者には深いわだかまりがありました。
しかしこの時この企画によって、お互いが面と向かって話し合うことができたおかげで、両者の間のわだかまりは消え、誤解も解けました。
そして両者が協力し合って商品開発に加わり、ポテトチップスブエノチキン味を生み出したのです。平成31(2018)年6月26日発売の、沖縄ファミリーマート限定商品です。
その後もスクラムは続き、平成最後の日である平成31(2019)年4月30日には、風味だけでなく母体も鶏であるサラダチキンブエノチキンを全国のファミリーマートで販売させています。
おわりに
ブエノチキン普天間の詳しい情報
住所 : 沖縄県宜野湾市普天間1-28-13
電話 : 098-893-4527
営業 : 午前 11時~午後9時(売り切れ次第終了)
定休 : 旧盆、正月、鶏肉の無い日
ブエノチキン浦添の詳しい情報
住所 : 沖縄県浦添市内間1-14-2
電話 : 098-876-0452
営業 : 午前 11時~午後8時(売り切れ次第終了)
定休 : 月曜日(祝日除く、代休あり)、正月、ウークイ※の日
※沖縄の旧盆の最終日の儀式
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