スタバの略称で親しまれている喫茶店、スターバックスコーヒーは、単なる飲食店ではありません。コーヒー関連商品から独自商品までも扱う雑貨屋でもあります。
この雑貨屋の側面が侮り難く、オリジナルグッズはどれも人気があって、限定商品ともなるとあっという間に売り切れてしまいます。
目次
スタバ独自の年賀状
今まで数々のヒット商品を生み出してきたスタバ独自の商品ですが、スタバの歴史始まって以来初となる年賀状が発売されました。
中身は私製年賀はがきが3枚入って、値段は1セット1000円(税抜)です。たったの3枚で1000円って事は、1枚333円もするんですよ。
しかも私製はがきですから、投函時には62円切手を貼らなければいけません。という事は、1枚差し出すのに395円も必要になる訳です。なんて高くつく年賀状なのでしょうか!普通だったらちょっと手を出す気にはなりませんよね。
私製お年玉付年賀はがき
でも高いのには訳があります。この年賀はがきには宛名面右下部に目隠しシールが貼られています。何故わざわざ目隠ししてあるのかというと、多分受取人を驚かすためです。
そして何故新年早々驚かせなければいけないのかというと、シールの下にはドリンクチケットの文面が印刷されていて、受取人は予想外の出来事に、こいつは春から縁起がいいや、となる訳です。
つまりドリンクチケットの付いた年賀はがき、と言うかこの年賀はがき自体がドリンクチケットなのです。官製お年玉付年賀はがきというものがありますが、これはいわば、私製お年玉付年賀はがきなのです。
官製お年玉付年賀はがきとの比較
官製お年玉付年賀はがきは、お年玉といってもみんながみんなお年玉を貰えるのではありません。と言うか、殆どの人は全く何も貰えません。
なぜならば、あれはそもそもお年玉が付いているのではなく、お年玉くじが付いているだけです。くじには確かに全員参加する事ができます。しかしお年玉自体は、くじの結果次第であり、くじなので当然ほとんどの人がハズレて全く何も貰えない訳です。
それに対してスタバ独自の年賀状は、私製ながらも本当のお年玉付年賀はがきと称する事ができます。なぜならばこの年賀状を受け取った人は、くじの結果など待つ必要もなく、100%全ての人がドリンクチケットの恩恵を蒙る事ができるからです。
ドリンクチケットの中身
しかもこのチケットは、ドリンクであれば何にでも使えます。ただし金額に関しては制限があります。チケットのサービス内容については次の通りです。
まずチケット1枚につきドリンク1杯が対象です。ドリンク価格は320円(税抜)までですが、それを超える範囲で注文しても、超過分の実費を払えば問題ありません。
その逆の場合、つまり注文金額が限度額以下の場合、差額については請求する事ができません。またチケット自体の換金や払い戻しもする事はできません。
チケット利用の有効期限は、年明け早々の2019年1月1日(火)から、新元号に替わった後の2019年6月23日(日)までです。
スタバ年賀状のデザイン
デザインは3枚とも同じです。裏側は赤の下地が基調で、”HAPPY NEW YEAR”のメッセージと共に赤色と金色のだるまが描かれていて、下部4分の1ほどが無地になっていてそこに自分なりのメッセージが書き込めます。
宛名面は、切手を貼る部分に2019年の干支であるイノシシが描かれていています。 そのすぐ下にはスタバのロゴデザインが描かれていて、スタバ感をしっかりと演出しています。そして右下部分はドリンクチケットとなります。
全体的には縁起の良さが感じられて、とてもセンスがいいと思いますが、ひとつ懸念する事があります。それは切手部分にイノシシの絵がある事です。この絵自体は可愛らしくて申し分ないのですが、それ故それに見惚れて、ここに切手を貼り忘れる人が続出するのではないかと思うのです。
皆さん、この点だけちょっと気に留めておいて下さい。
おわりに
送料を抜いた1枚当たりの単価が333円で非常に高いと申しましたが、そのうち320円分がドリンクチケットですから、はがき自体の単価は単純に言えば13円強という事になります。
デザイン的にも手が加えられていて、私製はがきで1枚13円なら、むしろ逆に非常にリーズナブルかも知れません。
何よりも嬉しいのは年賀状を受け取った人の方でしょう。そう考えれば僅か333円という金額で、先方を喜ばせ有難がらせる事ができる、御歳暮にも匹敵するかも知れない強力アイテムと言っても決して過言ではありませんね。
ただし、繰り返し強調しておきますが、切手代は別です。くれぐれも切手を貼り忘れてポストへ投函してしまう事のない様に、十分注意して下さい。
そんな不手際をやらかしてしまったら、この年賀状の魔法の力も半減して意味がなくなり、目論みも水泡に帰してしまいますよ。